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SST

みなさま、こんにちは。児島です。

リワークでは不定期にSST(Social Skills Training)というワークをおこなっています。簡単に言うと、ロールプレイを通して、日常のコミュニケーション場面について練習をするワークです。まさしく今週がSSTの週だったのですが、みなさんしっかり練習に取り組んでくださいました。

とはいえ、ロールプレイが苦手・緊張する、という方は、「実際にやらなくても、脳内シミュレーションで充分じゃない?」とも思うかもしれません。

ですが、いざ実践してみると、ネガティブな感情が声のトーンや表情に出てしまったり、相手からの予想外の返しにもたついてしまったり、言いたいことがストレートに伝わらなかったり…。脳内シミュレーション通りにはなかなか運ばない、ということに気づかされます。
ロールプレイをしたことがない方でも、プレゼン発表などで「話し過ぎて予定よりも時間がオーバーしてしまった」とか「緊張で声が上ずってしまった」といった経験があるのではないでしょうか? 脳内シミュレーションというのは、実際場面ではその通りにいかないことが多いのです。

だからこそ、一度本番を想定して、リアルに試してみる、ということが重要になります。そしてそれを第三者にも見てもらいフィードバックをもらうことで、「自分が思ったよりもちゃんと伝えられていた」とか「もっとこうしたら相手に伝わるんだ」といった気づきを得ることもできるのです。これが脳内シミュレーション・ぶっつけ本番との大きな違いですね。

ロールプレイはだれしも最初は気恥ずかしいものですが、それによって得られるメリットもとても大きいのが特徴です。誰も相手役がいないときは、ご自分一人でも構わないので、口に出して練習してみる(可能なら動画に録ってみる!)ことをお勧めします。声のトーンや表情、ボディーランゲージなど、脳内シミュレーションでは確認しきれないところをぜひ試してみてください。

リアルに練習してみることで、事前に感じている緊張や不安が解消され、実際場面に向けた自信につながるかもしれません^^!





Commented by のび太 at 2022-03-05 05:57 x
読みながら実行してみようと思いました。
どうもありがとうございます。
Commented by clovercl at 2022-03-05 10:42
> のび太さん
コメントありがとうございます。機会があればぜひ実験してみてください。鏡にむかって話してみるのもおすすめです!
児島
by clovercl | 2022-02-26 15:22 | 認知行動療法 | Comments(2)