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上善水のごとし

みなさま、こんにちは。野口です。

最近私は、精神科医の野村総一郎先生の本、「人生に、上下も勝ち負けもありません」という本を読んでいます。しばらく前に買っていたのですが、例により積読となり…やっと読み始めました。そしてまだ読み途中です。

この本は精神科医の先生が書いたといっても専門的な難しい内容でなはく、野村先生が診察のなかで患者さんにお話ししてきた『老子』の考え方をわかりやすく、ポップな感じでまとめたとても読みやすいエッセイ的な本です。老子は紀元前8世紀の中国の思想家で、その考え方は「物事についていちいち”よい・悪い””偉い・偉くない”など判断すること自体がおかしい。どんな存在でも、自然のままでいれば、ただそれだけでいい。わざとらしいことをせず、自然に振る舞え」ということを言っているそうです。

野村先生はそんな老子の言葉に感銘を受け、つらい思いをしている患者さんに丁寧に伝えていくと、患者さんの心に刺さり、生きる希望を見出したり、自らの環境や境遇の捉え方を変える大きな気づきを与えることがあった、ということでした。

本の中でたくさんの老子の言葉を紹介しているのですが、その中で「上善水のごとし」という言葉がありました。これ、私は上善如水という日本酒の銘柄としてしか知りませんでしたが(恥ずかしい!)、もともとは老子の言葉なのですね。(もちろんお酒の名前は老子から取ったそうですよ) 野村先生流の解釈では、「最高の存在とは水のようなものである。水というのはやわらかく、弱い存在であるかのように思えるが、実際には岩をも砕く強さがある。水は弱く、争わない存在であるが、結局は勝利を収める。」とのこと。水の弱さ、柔軟さがあるからこそ堅強なものにも勝つことができる。「弱さ=ダメ」ではなく、「弱さ=武器」にもなりうる…と。なるほど!

うーん、いい言葉だなぁと思いました。まだまだ先のページがありますので読み進め、また興味深い言葉に出会ったらブログに書きたいと思います。

by clovercl | 2020-05-08 16:30 | スタッフ雑記 | Comments(0)  

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