満員電車をどうとらえるか
2017年 09月 27日みなさま、こんにちは。児島です。
今日は朝から大幅な電車遅延がありましたね。
満員電車に乗らざるを得なかった方もいるのではないでしょうか。私もぎゅうぎゅうの電車に乗って何とか出勤してきました。
さて、今朝満員電車に乗り込むと赤ちゃんの泣き声がしていました。(あ~お母さん大変だ~)と思ってそちらを気にかけていたのですが、しばらくすると周囲の大人の笑い声が聞こえてきました。周囲の人たちが、お母さんのことを気遣って声をかけていたようでした。
満員電車はイライラしがちですが、(優しい大人がたくさんいてよかったなぁ)と、私もとても穏やかな気持ちになりました。
さてさて、今朝のこの出来事は、まさしく認知行動療法で最初にお示しする例そのものだな、と後から気づきました(遅いですね^^;)
満員電車で赤ちゃんが泣いているという状況は、客観的事実なので覆しようがありませんよね。その状況をどうとらえるか、例えば「うるさーい!」ととらえるか、「大変だな~」ととらえるかで、生じる気分や行動は変わってくるよ、と考えるのが認知行動療法です。
今回は周りの大人も、私も、「大変だな~」ととらえたことで、心配な気持ちや、声をかける行動、笑う反応につながっていったと考えられます。
これが「うるさーい!」だったら、イライラした気分がでたり、文句を言う行動や顔をしかめる反応になっていたかもしれませんね。これでは自分で自分をさらにイライラさせて、電車に乗っている間中イライラしっぱなしだったかもしれません。
今回のように、状況をどうとらえるかで生じる気分や行動はガラッと変わることがあります。なので「これはストレスがかかりそうだぞ」という状況では、あえて考え方の幅を広げ、柔軟に考えてみることがお勧めです。
私もこの時は「ちょっと良い大人」になったつもりで「お母さんも大変だな~」と考えてみたところ、穏やかにやり過ごすことができました(笑)
自分でできそうな範囲で、うま~く考え方の幅を広げて、生じる気分も調整していけたら、それに越したことはありませんね^^
皆さまもチャンスがあれば、ちょっと考え方の幅を広げてみる実験をぜひしてみてくださいね。
by clovercl
| 2017-09-27 17:04
| スタッフ雑記
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