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損益分析

みなさま、こんにちは。山本です。

昨日のリワークプログラム(復職支援プログラム)では、認知行動療法の“損益分析”を実践しました。毎週木曜日は、認知行動療法のツール(道具、技法)を使って、身近な問題を考えてみる時間になっています。

“損益分析”と聞くと、難しそうで、とっつきにくい印象があるかもしれませんが、
実際にやってみると案外簡単で、参加者の方々からも「効果がありそう」「使えるかもしれない」というお声をいただきました。

手順としては、まずはじめに「テーマ」を決めます。
例えば、「朝6時に起きること」とか「食事を毎日自炊すること」というように、「~すること」という形にしておきます。
自分のなかでそれをやるかどうか迷っていることや、効果はありそうだけど、踏み切れずにいることとかにすると良いと思います。

テーマが決まったら、次にそのテーマ「~すること」に対しての、利益(~するとこんな良いことがある)と、不利益(~するとこういうことに陥る)を挙げていきます。

利益(メリット)と不利益(デメリット)を挙げるので、“損益”分析です。

具体的な例で少し考えてみましょう。

検討テーマ:『昼ご飯にお弁当を持参すること』

ちなみに、これはうちの心理スタッフ全員の課題です(^_^;)(笑)
では、損益分析スタート!

【利益】
・お金の節約になる
・料理のレパートリーが増える
・栄養バランスを考えた料理が食べられる
・新しいメニューへの挑戦心がわく
・予想に反してまずいものを食べる確率は低い(新鮮味はないが、安心感はある)
・買いに行く手間が省ける
など

【不利益】
・お弁当を作るための時間が必要
・早起きしないといけない
・夏場は食中毒が心配
・献立、メニューを考えるのが大変
・自分の持っているレパートリー内のメニューなので、だんだん飽きてくる
・手抜き弁当だったときに、見られると恥ずかしい
など


ポイントは、利益も不利益も、必ず同数ぐらいずつ挙げること。
自分の思っているほうに考えが偏りがちになるので、両面を同等にみていきます。

いろいろな角度から考えを書き出せたら、最後は【利益】【不利益】それぞれの割合(納得度)を%で評価します。

例えば【利益】80%、【不利益】20%であれば、テーマに挙げたことを実行したほうが良い面が多い、ということになります。
ただ、数字だけでそのまま判断せずに、どういう行動をとることが今の自分によいのか、考察してみるとよいと思います。

自分のなかで漠然としていたことが、意外とすっきりと見えるようになります。
数人で検討してみると、いろいろな発見があって面白いですよ♪
よかったら使ってみてくださいね。

by clovercl | 2017-09-22 10:00 | 認知行動療法 | Comments(0)  

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