カテゴリ:認知行動療法( 28 )

損益分析

みなさま、こんにちは。山本です。

昨日のリワークプログラム(復職支援プログラム)では、認知行動療法の“損益分析”を実践しました。毎週木曜日は、認知行動療法のツール(道具、技法)を使って、身近な問題を考えてみる時間になっています。

“損益分析”と聞くと、難しそうで、とっつきにくい印象があるかもしれませんが、
実際にやってみると案外簡単で、参加者の方々からも「効果がありそう」「使えるかもしれない」というお声をいただきました。

手順としては、まずはじめに「テーマ」を決めます。
例えば、「朝6時に起きること」とか「食事を毎日自炊すること」というように、「~すること」という形にしておきます。
自分のなかでそれをやるかどうか迷っていることや、効果はありそうだけど、踏み切れずにいることとかにすると良いと思います。

テーマが決まったら、次にそのテーマ「~すること」に対しての、利益(~するとこんな良いことがある)と、不利益(~するとこういうことに陥る)を挙げていきます。

利益(メリット)と不利益(デメリット)を挙げるので、“損益”分析です。

具体的な例で少し考えてみましょう。

検討テーマ:『昼ご飯にお弁当を持参すること』

ちなみに、これはうちの心理スタッフ全員の課題です(^_^;)(笑)
では、損益分析スタート!

【利益】
・お金の節約になる
・料理のレパートリーが増える
・栄養バランスを考えた料理が食べられる
・新しいメニューへの挑戦心がわく
・予想に反してまずいものを食べる確率は低い(新鮮味はないが、安心感はある)
・買いに行く手間が省ける
など

【不利益】
・お弁当を作るための時間が必要
・早起きしないといけない
・夏場は食中毒が心配
・献立、メニューを考えるのが大変
・自分の持っているレパートリー内のメニューなので、だんだん飽きてくる
・手抜き弁当だったときに、見られると恥ずかしい
など


ポイントは、利益も不利益も、必ず同数ぐらいずつ挙げること。
自分の思っているほうに考えが偏りがちになるので、両面を同等にみていきます。

いろいろな角度から考えを書き出せたら、最後は【利益】【不利益】それぞれの割合(納得度)を%で評価します。

例えば【利益】80%、【不利益】20%であれば、テーマに挙げたことを実行したほうが良い面が多い、ということになります。
ただ、数字だけでそのまま判断せずに、どういう行動をとることが今の自分によいのか、考察してみるとよいと思います。

自分のなかで漠然としていたことが、意外とすっきりと見えるようになります。
数人で検討してみると、いろいろな発見があって面白いですよ♪
よかったら使ってみてくださいね。

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by clovercl | 2017-09-22 10:00 | 認知行動療法 | Comments(0)

シリーズ『問題解決法』その3

みなさま、こんにちは。山本です。

今日は認知行動療法の『問題解決法』の使い方、第3回(最終回)です。
『問題解決法』は、何か困ったことがあったとき、「どういう行動がとれそうか」「何かよい対処行動はないか」を考えていく手法です。

前回までは、
『朝、ゆっくり座って朝食を食べるための時間を確保するには?』というテーマを決め、
④「ブレインストーミング」をしました(詳細は12/2のブログをご覧ください)。
質より量!ということで、ひとまず思いついたことをどんどんメモしていくところまでが、前回の内容でした。

最終回の今日は、⑤「出てきたアイディアを絞り、解決行動を決定する」手順です。
ブレインストーミングをする段階では、色々な判断は”後回し”にしてきたので、
ここでは逆に、よりよい解決につながっていくよう、綿密に判断を行っていきます。

判断基準は以下の4点です。
●そのアイディアの『長所』は?
●そのアイディアの『短所』は?
●そのアイディアを実行できる可能性は何%?
●そのアイディアは問題解決に何%くらい効果がありそうか?

上記の基準で、すべてのアイディアについて精査を行っていきます。
では、前回のブレインストーミングのアイディアで、一つ試して見ましょう。

テーマ:『朝、ゆっくり座って朝食を食べるための時間を確保するには?』

アイディア例)
□早く起きるために、時計を10分早めて生活する

長所:焦ったときは「まだ10分余裕があるから大丈夫」と思うと安心できる。
短所:「この時計は10分早いんだ」とどこかで思ってしまい、油断する。正確な時間が知りたい時に支障がでる。同居家族に「この時計は10分早い」ことを知っておいてもらう必要があり、家族が混乱するかもしれない。
実行できる可能性:100%
問題解決に効果があるか:10%

・・・このような形で、すべてのアイディアについて4つの判断をしていきます。

最終的には、
メリットが多く、%の数値がいずれも高いものを「解決行動」として決定します。
アイディアは1つでなくても、良さそうなものがあればいくつか組み合わせて使うのも良いと思います。

いかがでしたでしょうか?
漠然と考えている時には、なかなか行動に移しにくいものですが、
このくらいしっかりと考えてみると、「それならやってみようかな」とモチベーションも上がるかもしれません。
よかったら、皆さんも身近なことで試してみてくださいね(^^)

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by clovercl | 2016-12-13 12:53 | 認知行動療法 | Comments(0)

シリーズ『問題解決法』その2

みなさま、こんにちは。山本です。

今日は、認知行動療法の『問題解決法』の使い方、第2回(前回の続き)をご紹介します。

『問題解決法』は、何か困ったことがあったとき、「どういう行動がとれそうか」「何かよい対処行動はないか」を考えていく手法です。

困っている問題として、
「朝なかなか起きれず、いつも出発がギリギリになってしまう」という状況を取り上げました(詳しくは前回の11/25のブログをご覧ください)。

そこから『朝、ゆっくり座って朝食を食べるための時間を確保するには?』というテーマを決めました。
今回はこのテーマについて、④「ブレインストーミング」をしてみるところからスタートです(*^^)v

「ブレインストーミング」では、思いついたことをどんどんメモしていき、いろんなアイディアを出していきます。
ここでのポイントは3つです。

●質より量!とにかくたくさんのアイディアを出しましょう。
●実現可能か、考えに筋が通っているか、などの“判断”は後回しです。
●大きな目標ではなく、いますぐできそうな具体的な行動を出してみましょう。

では、このポイントに沿って…ブレインストーミング開始です♪

テーマ:『朝、ゆっくり座って朝食を食べるための時間を確保するには?』
□生活リズムを30分早く起きるリズムに変える
□早く起きるために、時計を10分早めて生活する
□朝食のトーストとコーヒーを前日夜に用意しておき、作る時間を省く
□化粧をして寝る
□翌日の洋服を着て寝る
□ソファーで寝て、起きたらそのまま朝食を食べる
□朝やっていた洗濯干しを、夜のうちに済ませておく
□洗濯ものを干さずにすむよう、乾燥までできる全自動洗濯機に変える
□夫に家事分担をしてもらう
□夫に朝食を作ってもらう
□家事代行サービスを使い、日中にやっておいてもらう
□週末に、大量に作り置きおかずを作っておき、それを毎朝食べる
□朝食時間は5分にする代わりに、その間はじっくり味わって食べる
□夜、どんなに遅くなっても、朝食作り以外の家事を終えてから寝る
□起きたらすぐに「クシコスポスト」(徒競走でよくかかる音楽)を流し、自分をあおる。朝食の時は、ゆったりしたクラッシックにする。
などなど

考え始めると結構面白くなってきます。
今日のところはこのくらいで。

それでは次回は、複数出てきたアイディアの中から、実際に効果がありそうな方法を選んでいく作業についてご紹介します。
ブレインストーミングのアイディアが他にもありましたら、お待ちしております(^^)

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by clovercl | 2016-12-02 09:10 | 認知行動療法 | Comments(0)

シリーズ『問題解決法』その1

みなさま、こんにちは。山本です。

昨日はまさか!の雪が降りましたね。
今日はすっきりと晴れましたが、空気がとても冷たい朝でした。
寒くなってくると、(ますます(-ω-))朝、布団から起きだしにくくなります。

朝、出発間際にバタバタするパターンを毎日のように繰り返しており、
「朝のゆったりした時間を過ごす」「余裕を持った出発をする」ことは、長らく私の課題となっています(笑)。

何かよい対策はないか。少しでも改善するアイディアはないか?
こういう時には、認知行動療法の『問題解決法』が役立ちます。
せっかくなので、この技法の使い方をシリーズ3回に分けてご紹介してみたいと思います。

ではさっそく『問題解決法』を使ってみましょう。

まずは、問題点の整理をしていきます。
みなさんも、何か困っていることがあったときには、いつ、どこで、どんなふうに、問題が起きているのかを確認してみてください。
手順①「問題点の明確化」です。
一つの例を挙げてみますので、みなさんもご一緒に考えてみてくださいね。

【問題の明確化】
朝6時に携帯の目覚ましアラームが鳴るが、スヌーズボタンを押すことを何回か繰り返し、なんとか10分後に布団から起きだす。部屋が寒くて、動きづらい中、朝の支度を始める。10分くらい動いていると、その後はスムーズに支度が進んでいく。
朝食にホットコーヒーを作り、パンをトーストして急いで食べる。外の天気を確認し、洗濯物を一気に干す。今朝のニュースも気になるため、洗濯物を干しながら、横目でテレビを見る。

このような感じで、現状を描写してみます。
次に、この中での“行動面”での「問題点をリストアップ」してみましょう。

【問題点】
●目覚ましが鳴ってもスヌーズにしてしまい、起きるのが予定より10分遅くなっている。
●部屋が寒くて、動き出しが鈍くなっている。
●洗濯物干し&朝食&ニュースのチェックを同時進行でやっている。
(「ゆったりとした時間を過ごす」とは程遠い過密スケジュールになっている)

いったん整理ができました。
10分の遅れを取り戻すために、後半にやることがギュッと詰め込まれている感じですね~(-_-;)。

問題点が把握できたら、
次のステップは、②「解決イメージをしてみる」です。
理想ではなく、現実的にどこがどういう風になれば解決できたといえるのか、という姿を想像してみましょう。

上記の例で考えてみると…

【解決イメージ】
起床時間は6時。朝の10分は貴重なので、スヌーズにするのではなく、目覚ましとともに起きだし、そのまま支度に移る。
10分で身支度を終えた後、ホットコーヒー、トーストを、“味わいながら”食べる。
ゆっくりした時間を過ごす意味では、テレビのニュースも座って見れると優雅な気分になれる。
洗濯物は朝食前でも、朝食後でもよいが、BGMを聞きながら干すと、集中して効率よく干せるだろう。

さぁ、イメージができました。
これなら、なんだかできそうな感じです。
さらにもう一歩踏み込んで…このイメージに近づくためのアイディア探しを行います。
次のステップは、③「ブレインストーミングのテーマを決める」です。

「ブレインストーミング」とは、頭の中を嵐が吹き荒れるように、色々なアイディアを自由に考える、ということです。問題点の改善につながりそうなテーマを立てます。

例えば、

●朝、目覚ましとともに気持ちよく目覚めるには?
●朝、ゆっくり座って朝食を食べるための時間を確保するには?
●洗濯物を効率的に干すには?
などです。

問題解決につながりそうなものであれば、どんなテーマでも構いません。
テーマが複数挙がった場合は、優先順位が高いものから順番に取り扱っていきましょう。
今回は『朝、ゆっくり座って朝食を食べるための時間を確保するには?』というテーマにします。

次回は、④「ブレインストーミング」をご紹介したいと思います。
どんなアイディアが出ますかね…。
お楽しみに(^^)/
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by clovercl | 2016-11-25 10:41 | 認知行動療法 | Comments(2)

挑戦心と好奇心

みなさま、こんにちは。山本です。
急に寒くなりましたね。

ボアのついた冬のコートを着ている人を見かけ、「ちょっと早すぎでは?!」と思いましたが、
あっという間にそういう時期になりそうです。

寒さを感じるごとに、毎回こんな考え(認知)が頭に浮かびます。
「早く冬物を出さないとな・・・」

私の認知の続きをもう少しみてみましょう。
「うーん、面倒だな。。。だいたい、どこにしまってたっけ?」
「まだ急がなくても大丈夫だよね」

こんな感じで、いったんは考えることを保留にしますが、また寒い!と感じると同じサイクルに入ります。
私のこの認知にも表れていますが、頭ではわかっていても、なかなか気が進まない、行動に移せない、ということはありますよね。

こんな時、例えば、“発想の転換”ができたら、気分もだいぶ変わるのではないでしょうか。
意外とすんなり動きだすきっかけにもなるかもしれません。

「早く冬物を出さないとな・・・」と思いつつも、腰が重いこの状況に対して、
やってみよう、と挑戦心が出てきたり、わくわく、楽しみになるような好奇心がわいてくるような視点から、この事象をとらえ直してみると、どうなるでしょう。

例えば、
「どんだけの洋服を交換するつもりなんだ。芸能人でもあるまいし、衣装部屋でもあるのか(もちろん、ないです)。」
「どこまで寒さに耐えられるかチャレンジしてみるのも面白いかもしれない。風邪を引くのが早いか、体が丈夫になるのが勝るか?!
いっそのこと、年中、薄着で走り回ってみる・・・。いやいや、それはちょっと怖いですよ。」

なんだか面白い光景が浮かびました(笑)。
やっぱり、衣替えはします。
半日頑張れば済むこと、間違いなく(^_^;)風邪を引く方が早そうだということを、再認識しました。

さぁ、みなさんだったらどんな風に考えられそうですか?

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by clovercl | 2016-10-18 09:20 | 認知行動療法 | Comments(0)

コーピングレパートリーリスト 100!?

みなさま、こんにちは。山本です。

明日また関東地方にも台風が上陸する予報となっていますね。ここのところ、変わりやすい天候が続いています。みなさま外出の際にはくれぐれもお気をつけください。

さて先日、リターンワークプログラムの中で、『コーピングレパートリーリストを100個作る!』というワークをしました。

私たちの生活の中にはいろいろなストレス要因があります。
生きている以上、ストレスをなくすことはできないため、「ストレスをなくす」ことが目標ではなく、
ストレスを感じても、ストレス反応(例、イライラする、落ち込むなどの精神的反応。ため息がでる、だるいなどの身体的反応)が少なくすむように、あるいは、反応が出ても適切に対処をはかることで悪化させないようにすることを目指すのが現実的と言えます。
このストレス対処法のことを、“コーピング”(認知行動療法の用語)と言います。

当院のリターンワークプログラムでは、「ストレスマネジメント力を高める」「再発を予防する」ことを目的に、認知行動療法を定期的に学び、それらを実践する練習をしています。
病気の回復は直線的ではなく、よい日があったり悪い日があったり、小さな波を繰り返しながら回復していくため、低調な時期はコーピング等を活用して波を乗り越えていく、ということはとても大事なことになります。

さて、話を元に戻しますが、この“コーピング”。手軽ですぐに行えるものを、できるだけたくさん持っている人がストレスに強いと言われています。
例えば、「旅行に行く」というのもよい気分転換になりますよね。これも”コーピング”です。
でも、「ストレスがたまっているけど、旅行に行く時間もとれない」とか、「お金がない。。。お給料日まであと○日は我慢」となると、その間、ストレス反応にさらされ続けることになってしまいます。
…これは結構、きついですよね(T_T)/~~~。
それよりも、「冷たい水で顔を洗う」「早歩きで人を追い抜かす」「心の中で、なんでやねん、と突っ込みを入れる」「コーヒー豆の匂いをかぐ」「友達と話をする」「鏡の前で笑う」「アイスカフェラテを一気飲みする」「宝くじで100万円当たったら?と想像する」などなど、
今すぐ実行できること、頭の中で想像することで、ストレスが蓄積することを防いでいく方が、日々のストレス解消には効果的だと考えられます。

さてさて、みなさんは、どんな”コーピング”をお持ちでしょうか?
「コーピングを100個用意してみましょう!」と言われたら、書けそうですか?
リターンワークプログラムの中では定期的にコーピングレパートリーリスト作りをしているので、メンバーのみなさんは色々なアイテム(^^♪を持っていらっしゃいます。
それでも100個は難しいかな~と思い、グループでリストを作ってもらったのですが、グループの中ではひっきりなしに意見が挙がり、100個のリスト作りもあっと言う間でした!
改めて、一人では難しいことも、他者がいることで目標達成していける集団の力はすごいなぁと感じました。
また、メンバーの方からは、「自分にない発想が新鮮だった」「やってみたいと思ったものがあった」と、
自分が今実践している”コーピング”が誰かの役に立ち、新たな”コーピング”の開拓にもつながる点も、他者の意見を聞くことはとてもよい面があると思いました。

”コーピング”を考えることは楽しい作業です。
また、出来上がったコーピングレパートリーリストを持ち歩くことは、サポート資源(心の支え)にもなるはずです。
良かったら作ってみてください。

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by clovercl | 2016-09-07 12:45 | 認知行動療法 | Comments(0)

認知的コーピング

みなさま、こんにちは。
三戸です。

暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
私はどちらかというと寒さよりも暑さの方が苦手で、日差しが照り付ける中、赤信号に足止めを食らったときには、憂鬱感やイライラといった気分がMAXになります。

そんなときには、暑さによる不快感を少しでも和らげるために、頭の中で「快適に過ごしている自分」を思い浮かべてみます。
例えば、冷房で快適な温度になった部屋で、お気に入りのソファに腰かけて、冷凍庫にあるバニラアイスを頬張っている自分をイメージします。さらには、ソファの肌触り、アイスの冷たさや甘さ、エアコンの風がサーッと吹き抜けていく感じも過去の経験を元に思い出しながら、感覚も一緒にイメージしてみます。

こんな風になるべく細かく、具体的にイメージするのがミソです(^^)/

もちろんイメージしているだけなので相変わらず暑いですし、憂鬱感やイライラもすぐになくなるわけではないのですが、帰ってからの楽しみや、ウキウキな気分といったポジティブな気分も頭の中に追加されるので、最初の不快感はだんだん中和されてきます♪

このブログでも何度も紹介されていますが、ストレス対処法のことをコーピングといいます。
ストレス場面において、ネガティブな気分になった際に自分に合ったコーピングをすることで、ストレスが軽減されたり、気分転換ができたりします。
コーピングには、「お気に入りの映画を見る」、「美味しいものを食べる」といったような行動のコーピングもありますし、先ほどの私の例のように「快適に過ごしている自分をイメージする」といった頭の中だけで行う認知的コーピングもあります。

行動のコーピングがなかなかできないような状況のときには、認知的コーピングも手軽にできてオススメです(´▽`*)

仕事や勉強、人間関係などストレスを感じる場面は様々だと思いますが、暑さなどの環境からのストレスも蓄積されると苦しいものです。
人の力で夏を秋に変える、なんてことはできないので、せめてこういったコーピングを駆使して、環境からのストレスとも上手に付き合っていきたいものですね(*^-^*)
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by clovercl | 2016-08-05 16:03 | 認知行動療法 | Comments(0)

発想転換しよう♬

みなさま、こんにちは。野口です。

突然ですが、みなさまランチはいつもどうされていますか?
私はクリニック近くのお店でテイクアウトしたものや
コンビニのお弁当などを買ってきて、クリニック内で食べることが多いです。

先日ですが、ランチを食べ終えてロッカーを開けて午後の支度しようとしたとき…
なぜか、自作のお弁当を入れる袋が目に留まりました。
あれ?なんでお弁当袋がここにあるのだろう???と思った瞬間、
「あーーーーっ、お弁当作ってきたのを忘れてた!」

そうです、その日は珍しく家からお弁当を持ってきて冷蔵庫に入れていたのに、
すっかり忘れていつも通りにコンビニでサンドイッチなんか買ってきて食べたのでした。

当然、周りにいた他のスタッフにも私の失態は知られてしまいました。恥ずかしい~(/ω\)

ああ、もう私ってホントに忘れっぽい。なんてダメなんだろう…
そんなふうに考えて、些細なことですが少々気分が落ち込みましたね。

でもこのままでは気分もふさいだままなので、発想転換をしようと思います。
認知行動療法では ”ネガティブな気分を生じさせているのは、状況それ自体ではなく、
状況に対する解釈の仕方である” という考え方があります。
ということは、解釈の仕方=物事のとらえ方が変われば、気分も変わる可能性があります。
では「お弁当持参したことを忘れた」ことを発想転換してみましょう!

 ・そのまま持ち帰ってお弁当を食べたので、夕ご飯の支度をしないで済んだ。
 ・夕ご飯を作るための光熱費を削減できた。
 ・朝作ったお弁当は冷蔵庫に入れておけば、夜になっても食べられることを証明できた。
 ・お弁当を作る練習になった。
 ・お弁当を手に持って通勤することで筋トレになった(←どれだけ重いお弁当?!)

だんだん最後の方はバカバカしい発想になってきましたが、それでいいんです。
要はいろいろな、幅広い物事のとらえ方ができると、それに伴って気分も幅が広がり
最初のネガティブな気分が緩和されるよ、というのが重要なのです。

こんなふうに発想転換していると、お弁当忘れも「ま、もういっか」と考えて気楽になりました。
でも、同じウッカリは2回はしないようにしたいです(笑)
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by clovercl | 2016-07-15 15:00 | 認知行動療法 | Comments(0)

エネルギー補充!

皆さま、こんにちは。三戸です。

さて、突然ですが、人は活動する際にエネルギーを使って活動していますが、そのエネルギーはどうやって補充していると思いますか?

パッと思いつくのは睡眠や飲食行動ですね。
1日疲労した脳と体を休息させる睡眠、体に必要な栄養素を取り入れる飲食行動、どちらもエネルギーを補充するためには欠かせない活動です。
この睡眠や飲食行動に加えて、エネルギーを補充させることができるのが“報酬を感じられる活動”です。

例えば、
仕事で疲れてくたくたになった日、「今日はもう疲れたから…」と、帰宅してからずっとボーっとテレビを眺めて過ごしたら、寝るまで疲労と無気力が続いた。
なんてことは経験ないですか?

私はあります(笑)

一方で、こんな経験もあったんです。
仕事で疲れてくたくたになった日、帰宅して「洗濯だけでもやるかぁ」と最初は渋々始めるのですが、洗濯物を干し終わる頃にはスッキリとした気分になり、その後の時間で趣味の活動もでき、満足した気持ちで眠りにつくことができました。

ここでいう報酬とは、お金のことではなく、喜びや楽しさ、達成感のことです。
こういった報酬を感じられると、「またやってみよう」「他にもやってみよう」という気持ちになり、新たな活動を開始するためのエネルギーが出てきます。

先ほどの例のように内容に興味のないまま、ただテレビをボーっと眺めたりすることを「行動の宙ぶらりん」と呼びます。
この「行動の宙ぶらりん」では喜びや楽しさ、達成感は感じにくいため、報酬を感じる可能性のある行動をほとんどとらなくなり、その結果、新たな行動を開始する気力もなくなるという悪循環になりがちです。

では、具体的に報酬を感じられる活動とはどんなものかというと、
喜び・楽しさは、特定の活動をするとすぐに感じられるもので、例えば、私ならディズニーランドに行く、お気に入りの映画を見る、カラオケに行く、甘いものを食べる、絵本を読むといった活動が思いつきます(*^^*)

達成感は、何らかの目標を実現したときに感じるもので、私の場合、例えば、部屋の模様替えをする、脳トレパズルを解く、洗い物をする、ウォーキングをするといった活動ですね!(^^)!
こちらは最初に少し忍耐力も必要になってきます”(-“”-)”

もちろん数分でできるような手軽な活動でも構いません。
日頃の生活の中に毎日でなくても、こういった活動があると明日への活力も出てきやすいかなと思います♪

エネルギー補充をする手段の1つとして、睡眠や飲食行動に+αで取り入れてみてはいかがでしょうか?(^^♪
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by clovercl | 2016-06-24 16:10 | 認知行動療法 | Comments(0)

コーピング

みなさま、こんにちは。山本です。

ここのところ暑くなってきたこともあり体が重く感じたり、
週の後半になってくると朝なかなか目が覚めなかったり(-。-)y-゜゜゜
みなさんもそういうことはありませんか?

ストレスと上手につきあうことは、心身ともに元気に過ごすためには欠かせないことですね。
ストレスに対処することを、認知行動療法の用語では『コーピング』といいます。

コーピングは、多種多様なものをたくさん持っている人がストレスに強い、と言われています。
私もいろいろなコーピングを駆使しながら、日々を快適に過ごせるよう工夫をはかっていますが、
私のコーピングの一つに「栄養ドリンクを飲む」というのがあります。(これはスタッフの中ではかなり有名な私の必須コーピングでもあります(^^;))
朝、「今日はエネルギーが必要だ!」と感じたときには、このコーピングで気合いを入れてから仕事を始めるとスムーズにスタートが切れるので、時々使っています。

先日、リワークの中でも『コーピング』を皆で紹介し合う機会がありました。
いろんな方のコーピングを聞くのは本当に面白く、コーピングのレパートリーも広がるので、私の好きな時間の一つです。
その中で、「コンビニ巡りをする」「新商品を試してみる」というコーピング(ストレス対処、気分転換法)を使っている方がいて、私も早速取り入れさせてもらいました。

コンビニでいつもよりもじっくりと商品を観察してまわると、愛飲している栄養ドリンクが、期間限定なのでしょうか?ちょっと変わったデザインバージョンで売られていることを発見しました。(普段は青色パッケージなのですが、赤色になっています)
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私の心の中はテンションアップです(^^)。

「もしかして、味もちょっと違うのか?」と期待しながら飲むと、
味は”いつもの”でした。・・・(そりゃそーだ(-.-))
一人突っ込みをしたところで、さらに気分もほぐれたような気がします。

『コーピング』は、それを行うことでストレス状況の改善やストレス反応を減じることが目的です。ただ、コーピングを行うことを通して、何気ない生活の中にも、見逃していたかもしれない楽しみや喜び、穏やかさ、心地よさがあることに気づくチャンスももらっているのかもしれないなとも思いました。
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by clovercl | 2016-06-14 09:00 | 認知行動療法 | Comments(0)

こころのクリニックで働くスタッフ達のブログ


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