コーピングレパートリーリスト 100!?

みなさま、こんにちは。山本です。

明日また関東地方にも台風が上陸する予報となっていますね。ここのところ、変わりやすい天候が続いています。みなさま外出の際にはくれぐれもお気をつけください。

さて先日、リターンワークプログラムの中で、『コーピングレパートリーリストを100個作る!』というワークをしました。

私たちの生活の中にはいろいろなストレス要因があります。
生きている以上、ストレスをなくすことはできないため、「ストレスをなくす」ことが目標ではなく、
ストレスを感じても、ストレス反応(例、イライラする、落ち込むなどの精神的反応。ため息がでる、だるいなどの身体的反応)が少なくすむように、あるいは、反応が出ても適切に対処をはかることで悪化させないようにすることを目指すのが現実的と言えます。
このストレス対処法のことを、“コーピング”(認知行動療法の用語)と言います。

当院のリターンワークプログラムでは、「ストレスマネジメント力を高める」「再発を予防する」ことを目的に、認知行動療法を定期的に学び、それらを実践する練習をしています。
病気の回復は直線的ではなく、よい日があったり悪い日があったり、小さな波を繰り返しながら回復していくため、低調な時期はコーピング等を活用して波を乗り越えていく、ということはとても大事なことになります。

さて、話を元に戻しますが、この“コーピング”。手軽ですぐに行えるものを、できるだけたくさん持っている人がストレスに強いと言われています。
例えば、「旅行に行く」というのもよい気分転換になりますよね。これも”コーピング”です。
でも、「ストレスがたまっているけど、旅行に行く時間もとれない」とか、「お金がない。。。お給料日まであと○日は我慢」となると、その間、ストレス反応にさらされ続けることになってしまいます。
…これは結構、きついですよね(T_T)/~~~。
それよりも、「冷たい水で顔を洗う」「早歩きで人を追い抜かす」「心の中で、なんでやねん、と突っ込みを入れる」「コーヒー豆の匂いをかぐ」「友達と話をする」「鏡の前で笑う」「アイスカフェラテを一気飲みする」「宝くじで100万円当たったら?と想像する」などなど、
今すぐ実行できること、頭の中で想像することで、ストレスが蓄積することを防いでいく方が、日々のストレス解消には効果的だと考えられます。

さてさて、みなさんは、どんな”コーピング”をお持ちでしょうか?
「コーピングを100個用意してみましょう!」と言われたら、書けそうですか?
リターンワークプログラムの中では定期的にコーピングレパートリーリスト作りをしているので、メンバーのみなさんは色々なアイテム(^^♪を持っていらっしゃいます。
それでも100個は難しいかな~と思い、グループでリストを作ってもらったのですが、グループの中ではひっきりなしに意見が挙がり、100個のリスト作りもあっと言う間でした!
改めて、一人では難しいことも、他者がいることで目標達成していける集団の力はすごいなぁと感じました。
また、メンバーの方からは、「自分にない発想が新鮮だった」「やってみたいと思ったものがあった」と、
自分が今実践している”コーピング”が誰かの役に立ち、新たな”コーピング”の開拓にもつながる点も、他者の意見を聞くことはとてもよい面があると思いました。

”コーピング”を考えることは楽しい作業です。
また、出来上がったコーピングレパートリーリストを持ち歩くことは、サポート資源(心の支え)にもなるはずです。
良かったら作ってみてください。

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by clovercl | 2016-09-07 12:45 | 認知行動療法 | Comments(0)